スノウ・グッピー@五條瑛
- 作者: 五條瑛
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2001/12
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
最後が納得いかないよー。とおっしゃっている方もいましたが、私はあれでよいと思います。残り4分の1ぐらいから「ああ。そうかも。ていうかこの振りだとそうなんだろうなあ」と思いながら読んでいましたが私はあの終わり方でも全然よいです。よいです。
素敵な1冊だと思いました。面白いわ。しかもこれサイン本なんだーーーふふふ。
余談ですが、やっぱりシリーズものが否かにかかわらず、五條瑛と高村薫はちがうなあと思いました。それぞれにとても好きですが。五條作品だと「最期」て使わないし。
自衛官の偉い人な宇佐美さんは、うーん・・。三津谷さん以外にとっては大層危険な人ではないかと思います。あーーかっこいいかもーと思いますが(ここらへん私の個人的趣味なので世の女性の意見とは違うかも)いい男ですが、女にとって良い男とはいえまい。いや、三津谷さんらぶだからとかそういう理由ではなく。
ていうか、宇佐美さんは三津谷さん好きすぎ。湯のみ自慢するなよ!!そして三津谷さんは泣きボクロのあるきれいな母親似の女顔の研究員です。
一方で、三津谷さんをハニーとよび、勝手に同棲するヒロもわりと好きです。職業:ヒモ。坂下(がさつ・無神経・荒っぽい)と洪(目的のために手段問わず、性嗜好問わず、そのわりにひとなつっこっぽい)を足しっぱなしにした。と表現されたどこかのサイトさんはとても言いえて妙だと思いました。人生楽しく生きるならヒロとつるむべきかもしれませんよ三津谷さん。でも彼は純愛の人だと思うのでそんなことはしないと思います。
ここまで書いてなんのBL感想かいてたんだっけ・・という気がしてこないでもないですが、普通に万人にお勧めできるとても面白い小説です。