敵手@ディック・フランシス

シッド・ハレーシリーズは最高だと思った。「大穴」にはあっと言わされ、「利腕」は盛りだくさんにハラハラどきどきし、この「敵手」は、、切ないぜ。

チコがでてこないのはすごく悲しい。シッドも「チコがいたら、チコがいたら」と何度も言うのでなおさらです。

最後に驚くのはディック・フランシス作品の常だけど「敵手」にもやられました。そう来るとは思っていなかったよー。

シッドはアイドルです。私も大好き。皆も大好き。

3冊目にしてやっとあのシッドの元妻と和解しました。険悪だったもんなー。シッドのために、雌虎のように反撃ってすごいなあ・・でもうれしかった。でも彼女は今回で株あがったかなあ。でも一方でシッドはずっと(彼女のことが)好きだったので、かえってすっぱり彼女がシッドを振り切った(からこそ和解できた)ということなので、悲しい気もするけど。

切ない面もありますが、私はこの「敵手」に大満足でっす。