SPEED@金城一紀
- 作者: 金城一紀,矢ヶ瀬智子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/07/01
- メディア: 単行本
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ゾンビーズ3作目。前作で落ちこぼれのゾンビーズどもと一緒に沖縄に行った女の子集団の謎がわかったよ!笑
やっぱり楽しいです。スンシンが硬派のかっこいい子で、別系列のかっこいい子がアギーですね。同じ仲間内のはずの南方や岡本さんが、いちいちよろめくときの表現とか大好きです。「抱かれてもいい・・!!(いやいやいや)・・」。あは。でもアギーはそういう子には手をださなくていいですね(いや、南方に出されちゃこまりますが)。
あと鈴木さんを思い出すスンシンがちょっとかわゆかった。そして岡本さん相手のアギーの態度が絶妙でさすがにときめいたよ。「お前も案外普通の女の子だなあ」。岡本さんは「くそう」と怒りますが、最高。
シリーズの作品はやっぱりレボリューションNO.9とFLY, DADY FLYが特に好きですがこれもとっても楽しく読めたので満足です。岡本さんはなかなか愉快でいい子だったと思います。南方のネタふりに全部対応できる新聞見てる優等生ぶりが好きだ。こういう展開を描く金城一紀という作者も面白いと思います。岡本さんは最後の捨て台詞がかっこよいなー、らぶ(笑)。物語の展開はわりと予想どおりだったのですが、彼女のこころいきは予想以上だった!!いいね!!
あと、このシリーズにおいて、舞踏はけっこうキーワードなのかなあ。1作目の踊る男の話とスンシンのも印象的だったです。
3冊目読んだあともやっぱり思う。南方も、アギーも、スンシンも、山下も(らぶりーだよな)、菅野も、皆好きだ。