人にはススメられない仕事@ジョー・ランズデール

人にはススメられない仕事 (角川文庫)

人にはススメられない仕事 (角川文庫)

ハップとレナードシリーズはいつ読んでも面白い!!

下品と暴力がすんごいいっぱいあるのですが、でも嫌な感じがしなくって、好きなミステリー作品です。私は「少林サッカー」の前半の暴力コント(?)が苦手なぐらいなのですが、でもこのハップとレナードシリーズは笑えます。こっちのが、より下品で暴力ちっくなのに。

ハップはストレートの白人。レナードはゲイの黒人。そして二人は親友、大抵無職。いつも暴力ざた満載な事件に巻き込まれます。関係ないけど私はゲイのレナードのすごく健全で思い切りのいい性格が好きだ。男の趣味はどうかとおもうけど、最近は養子(アルマジロ。ほんとにアルマジロ)ができたらから彼の人生にも穏やかな彩りが加わってよかったな!って思います。あとハップとレナードの友情は好きだけど、そこにふじょしの妄想は湧かないとこもいいなって思います。

ハップにはブレッドという赤毛のワイルドな40代の美女の彼女がいます。ハップが入院している時に知り合った看護婦で元だんなの頭と車に放火した過去があるけど、前科無し。決め手は裁判所でのホットパンツ。奴らのウィットにとんだ会話も好きです(ランズデールの持ち味)。そういやレナードも放火歴があるけど前科無しだなー。レナードは正義の鉄拳としてまあいいとしよう。

私が創作作品中で最も「イイ女だ!」と思うのは、この赤毛のブレッドです。あと唯一ブレッドと並ぶぐらい「イイ女だ!」と思ったのは『クロッカスの反乱』(ハリー・マクシム少佐シリーズ)にでてくる、五條瑛のプラチナシリーズに出てくるクールな女史のモデルといわれているアグネス・アルガーです。この二人が最高峰。心意気の素敵な美女に合ってみたい人は読むが良し。

あれ。。いやハップとレナードシリーズは彼ら二人が魅力なんですが。