ショーが跳ねたら逢いましょう@えすとえむ
- 作者: えすとえむ
- 出版社/メーカー: ソフトライン 東京漫画社
- 発売日: 2006/08/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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母の死をきっかけに踊れなくなったダンサーのテオ。気分転換にとすすめられ映画界に入り、映画も自身の評判も上々だが、いつもつまらなさそうな顔。共演相手の若手スター、ダレンとゴシップになるが・・。
ダンサーとハリウッドスターの恋と説明すると、なんてBLらしい・・、と切り捨てられそうですが、そういうんじゃなく、素敵で面白かった。ダンサーのテオが「リトル・ダンサー」という映画の最後ででてきたすんごいかっこいバレリーナのような天才的な圧倒的な舞台の人なんだろうとイメージがわきました。カルメンとホセがモチーフにでてきますが、神秘的なテオがカルメンなら、それにふりまわされるホセがダレンか。でもダレンいいな。彼の考え方とセリフがとてもいいと思った!最後のセリフが一番好き。
この漫画の特に素敵なところは、白と黒の美しい絵柄と、会話かも、と思います。
短編集ですがこの表題の話が一番好きです。あとは最後に入っている京都を舞台にした和風の話。祭りのときに着る浴衣が無条件で好きだ・・。表紙をみて、絵が好きだと思った人は買うといいです。表紙は、あれ、レッドカーペットなんだな。かわいい!東京漫画社って、きらきらしてないしゃれた感じの絵の上手い人を売りにしてるのかなあと思いました。草間さかえさんのはつこいの死霊もここだった。あと会社違うけどオノナツメさんが好きな人もこういうの好きかも。私はもちろんこじゃた絵は好きですが、漫画の場合、あんまり絵がこじゃれてると、話が面白くない・・というか意味がわからんのですが・・ということが多くて、ひきぎみなのですが、この三方はそもそもお話がとても面白かったのです好きです。